2011年9月18日日曜日

Internet Explorer 9, 10 が Acid3 テストに合格

Internet Explorer 9 および 10 が Acid3 テストに合格しました。これには Windows Phone 7 版 Internet Explorer 9 も含まれます。前回のスコアは95点でした。

今回は Acid3 テストの使用が変更され、古い要素が取り除かれたことによるものだそうです。

現在主に利用されているウェブブラウザはほぼこのテストに合格したことになります。これで「Internet Explorer はWeb 標準対応が遅れている」という誤解のひとつが消えたことになります。ただし、この Acid3 でテストされている項目は特定の範囲のものであり、主に DOM や Javascript などをテストしています。ですからこれですべて Web 標準は OK ということではありません。
とはいえ、今後も Internet Explorer は Web 標準対応を強化していく予定なので安心して Web 標準に対応した Web サービスを取り入れていけるでしょう。

詳細は以下を参照してみてください。

https://plus.google.com/107429617152575897589/posts/JdHnqpuUER4#107429617152575897589/posts/JdHnqpuUER4

2011年6月21日火曜日

新 SkyDrive 登場。HTML5 Video と CSS3 対応

Windows Live SkyDrive が新しくなりました。

新版の特徴はいくつかあります。

  • Hotmail 風のインターフェイス
  • パフォーマンスの改善
  • HTML5, CSS3 対応
  • Internet Explorer 9 グラフィック機能と『ピン留め』対応
  • etc

一貫性のあるデザインでわかりやすく

インターフェイスの改善は Windows Live のサイト全体に一貫性を持たせ、また Windows のナビゲーションともよく似ているため、直観的な操作を可能にしています。
また、skydrive.live.com、office.live.com、photos.live.com のように同じ SkyDrive 上のファイルでもその種類によって複数に分かれていたものがひとつに統合され skydrive.live.com にすべて集約されています。

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Web サイト応答速度向上により快適に

Microsoft によると、パフォーマンスの改善は『場合によっては 6 ~ 9 秒かかることもあった基本操作の数々を、100 ~ 300 ミリセカンド(1 ミリセカンド= 1000 分の 1 秒)までに短縮』されました。
この短縮効果は非常に大きく、ストレスをまったく感じない速さになっています。

HTML5, CSS3 対応で最新技術に対応、快適性も向上

HTML5 および CSS3 対応は、Flash や Silverlight といったプラグインを必要とせず、最新の Web ブラウザの先進技術を活用できることを意味します。H.264 形式の HTML5 Video を再生することができます。
もちろん、IE9 だけでなく Safari や Chrome(プラグインが必要) などでもその効果が期待できます。

グラフィックアクセラレータ(GPU)に対応した Web ブラウザでさらに高速

Internet Explorer 9 を利用していれば、グラフィック機能を有効活用し写真の表示が高速になります。HTML5 Video はもちろん、IE9 のグラフィック機能でとても滑らかに再生されます。

オンラインストレージを使ってみようと思っている方は新しくなった SkyDrive を是非。

2011年3月16日水曜日

IE9 (Internet Explorer 9) の不具合リスト

ここでは、IE9 の不具合をリストアップしていきます。

IE9 自体が原因と思われる不具合

  1. IE9 モードでレンダリングしたWebページに対して送信するUser-Agent(ユーザーエージェント, UA)の情報に不要なトークンが付加されている    
    例:( .NET CLR 3.0.30729; Media Center PC 6.0; Tablet PC 2.0; )
    ※ IE9 からは最低限のUA情報 「Mozilla/5.0 (compatible; MSIE 9.0; Windows NT 6.1; Trident/5.0)」になるはずでしたが、IE8以前と同様に.NETなどの情報も追加して表示されています。
    これが IE9 全体の現象か、一部のマシンのみで発生しているものなのかは確認できていません。      
    ⇒ F12 開発者ツールを開き、「ブラウザモード」の既に選択されている「Internet Explorer 9(9)」を再度選択すると最低限のUA情報を表示するようになります。
  2. 戻る・進むでページを移動した際にURLが切り替わっていてもページの表示自体が切り替わらないことがある
    ⇒ アドレスバーをクリックしEnterを押すことで再読み込みし、正しいWebページを表示します。
  3. 『別の行にタブを表示』している状態でWebページ内に“background-attachment: fixed;”が指定されている背景画像がある場合、スクロール時に背景画像がガタつく
    ⇒ 『別の行にタブを表示(H)』のチェックを外した状態では正しく表示されます。

解決可能な不具合

  1. Flash の表示がおかしい
    ※Intel HD Graphics を使用しているPCの場合
    ⇒ グラフィックドライバを最新にアップデートすることで改善される可能性があります。
    Flash プラグインの最新版を適用してください。
  2. アドレスバー内で Google 検索の候補が表示されない
    ⇒ 一度 Google 検索のプロバイダを削除し、再度インストールする。
    http://www.microsoft.com/windows/ie/searchguide/ja-jp/default.mspx

2011年3月14日月曜日

Internet Explorer 9 正式版公開を延期 → 4月26日に公開されました

日本マイクロソフトより3月14日発表

日本では3月11日に「東日本巨大地震」が発生した影響により、Internet Explorer 9 正式版の公開を延期としました。
本来であれば米国時間3月14日21時に公開されるはずであったIE9ですが、ネットワーク回線は現在震災に関する重要な通信インフラとなっているため、回線への負担を避ける目的で日本語版のみ公開延期となったとのことです。
日本語版以外については通常通り公開される予定です。

正確な情報については以下をご覧ください。

http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3969

Internet Explorer 9 日本語版は4月26日に公開されました。

2011年2月9日水曜日

Internet Explorer 9 β から RC での変更点など

IE9 RC では IE9 β と比べていくつかの変更点があります。
探せばもっとたくさんの変更点があるでしょうが詳細はリリースノートを見ていただくとして、ここでは最もわかりやすい変更点のいくつかを紹介します。

  • メニューバーが常に表示できるようになった
  • タブデザインの変更
  • アドレスバーでの検索方法が微妙に仕様変更
  • お気に入りセンターのデザインの変更
  • レンダリング速度、UIの反応速度の向上
  • タブをアドレスバーの下の段へ分離できるようになった

メニューバーを常に表示させる方法

ウィンドウ右上のホーム、お気に入り、ツールのボタンのあたりで右クリック、表示されたメニューからメニューバーにチェックを入れてください。

タブのデザインの変更

20110209b

ベータのタブと比べて角が尖ったデザインになっています。
その他余計なスペースも減ってさらにブラウザ上部がコンパクトにまとめられています。

アドレスバーでの検索方法が微妙に仕様変更

アドレスバー内部の虫眼鏡のアイコンをクリックすると検索モードに切り替わり『bing』のようなアルファベットの検索ワードを入れてもURLと認識することなく検索候補が反映されます。

20110209c

その際にアドレスバーの検索語句の左には『?』が追加されています。
この『?』を手入力しても検索モードに切り替わります。
『? bing』(?_半角スペース_検索語句)と入力して検索します。

ちなみにこの『?』をつけて検索する機能は Mac 版 Internet Explorer 5 に搭載されていたものと同じです。

もちろん今まで通り直接アドレスバーをクリックして検索語句を入力することも可能です。

お気に入りセンターのデザイン変更

20110209a

相変わらず、お気に入りセンターを常に表示させるとブラウザの左側に固定されます。
IE7、IE8 でお気に入りリンクへマウスオーバーした際に右側に出ていた『→』アイコンはRC版で復活しています。
同じく、各フィードの更新アイコンも表示されています。

レンダリング速度、UIの反応速度の向上

RC版ではより新しいレンダリングエンジンをベースとしているようです。

その他、IE9 モードではうまく表示できなかったページ(特に Javascript 絡み)は改善され多くのページで問題なく表示できるようになっています。

タブをアドレスバーの下の段へ分離できるようになった

ベータ版ではアドレスバーの横に配置されていたタブは下の段へ分離できるようになっています。

ウィンドウ右上のホーム、お気に入り、ツールのボタンのあたりで右クリック、表示されたメニューから『別の行にタブを表示』にチェックを入れてください。

20110209d

RC版の公開は2月10日ごろではないかと言われています。

RC版は2月10日(日本では2月11日)に公開されました。

2011年2月5日土曜日

IE9 のメニューその他表示方法など

IE9 Beta の UI シンプルですが、隠す必要のないものまで隠れています。そこで簡単にそれらのメニューを表示する方法を書いておきました。

戻る、進むボタンの横にあった▼はどこにあるか(数ページ一気に戻る方法)

戻るボタン、進むボタンの上で右クリックするか下方向にドラッグしてください。

お気に入り追加の方法

右上のお気に入り(☆)アイコンをクリックし出てきたメニューの[お気に入りに追加...▼]をクリック。

クイックタブ表示方法

キーボードショートカット Ctrl + Q を押す。

ピンサイト表示方法

アドレスバー内左のアイコンをデスクトップまたはタスクバーにドロップ。

デスクトップにインターネットショートカットを作成する方法

Webページ内右クリックから出てきたメニューの[ショートカットの作成(T)]をクリック。

メニューバーを表示する方法

キーボードの Alt キーを押す。

コマンドバーを表示する方法

ウィンドウ右上のホーム、お気に入り、ツールのボタンのあたりで右クリック、表示されたメニューからコマンドバーにチェックを入れてください。

ステータスバーを表示する方法

ウィンドウ右上のホーム、お気に入り、ツールのボタンのあたりで右クリック、表示されたメニューからステータスバーにチェックを入れてください。

IE9モードでも互換表示でもサイトの表示がおかしい場合の一時的な対処法

キーボード F12 キーを押し、ブラウザーモード、ドキュメントモードを Internet Explorer 8(8) に変更してください。
それでもダメな場合はスタートメニューから Chrome、Safari もしくはその他のWebブラウザ をクリックし、IEで表示しているURIをコピーして起動したWebブラウザのアドレスバーに張り付けて移動してください。

それでもまだダメな場合はWebページの製作者もしくは管理者宛に不具合があることを伝えてあげてください。コメント欄がある場合はコメントで、他にはメール、Twitter などでも構いません。